Chihiro Tanabe
＜出身校＞
松陽中学校（石川県小松市）、小松工業高校
小松工業高校で学んだ田邊さんは、体を動かしてものづくりができる工場で働くことを目指して就活に励んだ。オンワード技研では社内でのインターンシップを経験し、工場で実際に取り組む業務の内容が自分の性格に合っていると感じたという。優しく気さくな先輩社員たちの姿も印象に残って、入社を決意した。
入社から約8年が経った現在では、コーティングの加工を終了するまでの一連の作業を任され、加工の方法や日程の設定も担当している。仕事の中で特に重要だと考えているのは、工場で一緒に作業する仲間たちとのコミュニケーションだ。正確な情報伝達が製品の質や作業の安全に直結すると考えて、引き継ぐ作業の詳細などは丁寧に伝えることを心がけている。仕事のキャリアを重ねるうちに、意見を伝える力や理解する力などが次第に向上してきたと胸を張る。
明るく前向きな雰囲気づくりに努める会社の姿勢にも共感している。実家のある小松市からの通勤もスムーズな能美市に対しては、自分の入社後も新たな工場が増えている様子を見ながら、今後の発展に期待している。
1986年に設立後、顧客の部品や製品をカーボンやセラミックなどの薄い膜でコーティングし、耐久性や摩耗に対する強さなどを高める受託コーティング加工を手がけています。常にコーティングの技術開発に努め、最長1200mmの製品や凹凸のある複雑な形状など、他社では難しい製品にも対応できる技術力が高く評価されています。
2023年に完成した本社工場は、コーティング加工能力の向上だけでなく、オフィスや休憩室、トイレなど、働きやすい環境づくりにも力を入れました。先輩社員が後輩に技術を伝えるOJTや外部講師による研修、資格取得への支援など、社員が成長するための人材育成の取り組みも数多く取り入れています。社員からの意見も集めながら、さらにやりがいを持って働ける会社を目指します。
