Kenji Higashi
石川県の工業高等専門学校で学び、就職する会社を北陸の製造業を中心に探していた東さん。オンワード技研への入社は学校主催の合同企業説明会でオンワード技研の企業ブースに立ち寄ったことがきっかけとなった。東日本大震災で売り上げが落ち込んだあとも回復したとの説明から、逆境に負けない強みがあることに興味を持ち、同業他社の少ない領域に進んでいく事業方針にも将来性を感じたという。
現在の東さんはコーティング加工の中で、洗浄された製品の検査から組立、コーティングしたあとの検査に至るまでの工程を担当する。お客から預かった製品を加工するため、仕事中は責任感を持って一喜一憂しないことを心がけるが、作業がうまくいったときには達成感がある。先輩や上司の面倒見が良く、残業などもほぼない職場環境にも満足している。
休日は動画配信で相撲やプロレスを観たり、ショッピングモールをぶらついたりして過ごす。イベントのために遠出するときは、能美市の交通の利便性の高さを喜んでいる。
1986年に設立して以来、顧客の部品や製品をカーボンやセラミックなどの薄い膜でコーティングし、耐久性や摩耗に対する強さなどを高める受託コーティング加工を手がけています。常にコーティングの技術開発に努め、最長1200mmの製品や凹凸のある複雑な形状など、他社では難しい製品にも対応できる技術力が高く評価されています。
2023年1月に完成した新工場は、コーティングの能力向上だけでなく、オフィスの設計の見直しや休憩室・トイレの整備など、働きやすい環境づくりにも力を入れました。先輩社員が後輩に技術を伝えるOJTや外部講師による研修、資格取得への支援など、社員が成長するための人材育成の取り組みも数多く取り入れています。社員からの意見も集めながら、さらにやりがいを持って働ける会社を目指します。