Seng Mun Ja&San Htoi
ミャンマー出身で、日本で働くことを希望していた2人。日本語能力検定に合格した特定技能実習生として、石川県の支援団体からの紹介を受け、能美市のグッドステーションが運営する介護施設「ぐるうぷほうむ杜の郷てらい」に就職した。
初めて経験する介護の仕事には不安や心配もあったが、先輩職員たちのアドバイスも参考にしながら、仕事の取り組み方や心構えを少しずつ学んでいる。日本語での会話にも慣れて、「利用者さんや先輩たちとのコミュニケーションを一番大切にしています」と語る。最近では1人で夜間の業務を任されるなど、利用者や職場の仲間から信頼されるようになってきたことがうれしく、充実した環境で働くことができている。
休日は教会のミサに通ったり、買い物に出かけたりするほか、海を見に行くことなどもあり、遊びに行ける場所が増えてきた。自然の豊かさや人の優しさを喜びながら、能美市での暮らしを楽しんでいる。
2006年に地域密着型介護施設「ぐるうぷほうむ杜の郷てらい」を開所して、能美市での介護事業を開始。その後も「杜の郷 能美グループ」として、認知症対応に特化したグループホームや小規模多機能型居宅介護、サービス付き高齢者向け住宅など、各種の介護施設を幅広く展開し、能美市で一番の介護事業者を目指しています。
また、職員の働きやすい環境づくりにも力を入れています。残業を極力少なく、有給休暇や育児休暇、介護休暇などが取りやすい勤務体制に加えて、介護職員初任者研修を開いて、働きながらの介護資格の取得をサポート。石川県が認定する「いしかわ魅力ある福祉職場」にも選ばれています。