Mai Kida
就活時は富山大学に通っていたが、能美市出身で「東振精機」の名前は知っていた木田麻衣さん。会社説明会やHPで事業内容を知り、サブミクロン（1/10000mm）レベルの世界で仕事をしていること、また、女性の採用に力を入れており、専攻が生物系だったにもかかわらず、採用に真摯に向き合ってくれたことに感銘を受けて入社を希望したという。
現在従事しているのは「砥石」の改善･開発業務。テスト加工が多く、成功より失敗の方が圧倒的に多いそうだが、客観的な判断を心掛けつつ、その中で自分で考えたことが成功し、作業者が喜んでくれたときに強いやりがいを感じているという。今後の目標は、まだ取り組んだことのない加工法を成功させ、会社や社会に貢献すること。それが実現すれば、加工の幅が広がり、より高精度な品を製造できるそうだ。
社是「創る考える」のもと培ってきた技能･技術で自分たちにしかできないモノづくりを続けてきた東振精機。世界では数少ない「ローラー」専門メーカーとして、自動車や工作機械に組み込まれるローラーを1ヶ月あたり約3億個生産、エレベーターなどに使用されるローラーでは日本トップシェア（80％）を誇っています。新入社員研修やOJTをはじめ、技能検定や公的資格取得でも社員をバックアップ。65年を迎え、技術力･人間力の向上を継続し100年企業に向けて邁進しています。
